爽太が何を話すのか
よく分からないけど、
機嫌は良さそうではない。



「どーしたの急に呼び止めちゃって!
そんな私との時間を過ごしたいの?」



あえて明るく振る舞った私。

わざとニヤつきながら聞いた。



「...は!?マジありえない。
お前頭狂ってるわ。
何でわざわざお前を呼んだか
教えてやるよ。」



爽太の声はいつもよりも低く
顔も強張っていた。

私にどんどん近づき
私は後ずさりをしたけど、
気づけば壁に追い詰められていた。