急に何を言い出すかと思えば
洋服を買いに行こうってお誘い。



「えっ、まあ、いいけど何で急に?」



「女子力大作戦Part2!」


自信満々に穂実は叫んだ。


「と、いいますと?」


「積極的にやっても
好意に気づいてもらえないんじゃ
もうダメだよ。
もっと女子らしさを見せつけないと。」


「なるほどねー」


穂実の言うことには
どうも説得力がある。


「よしっ、決定!」


私たちは街へ足を繰り出した。