君に手紙を書くたびに




書いた文字は、

涙でにじんだ





紅いポストに入れかけた



手紙を見つめながら



ただ浮かぶのは君の笑顔だけ




もう、君に



読まれることもない手紙を入れたあと





君の返事をずっと待ち続けた


返ってくるはずもないのに




だけど次の日が来るたび



郵便受けを覗いて



何も入っていない空っぽな中身に、



淋しく思った





それでも君はいないんだって

思いたくなかった



そう思ってしまったら

何もかも無くなってしまうんじゃないかって…。



すごく臆病な私がいるから。





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