「お前男みてぇだな~」

「おい!朝青龍!」

「でぶごんきめぇんだよ」

あたしに向けられた同級生の男子の声は
今もあたしの胸に深く傷跡が残っている

あたしの中学校生活は、デブでバスケに
バカみたいにのめり込んでいたおかげで

勿論、
「彼氏」と呼ばれるものができなかった

それどころか男の子の一部にはこう言った悪口まで言われてたくらいだ

それでも体育館でボールをついていれば不思議といやなことを忘れられていた