振り返ると、やはりそこには、瑞葵たちがいた。
「二人ともめっちゃ頑張ってたね。」
「あ、うん。ありがと。」
らしくないことを言うな、瑞葵のくせに。
「ほら、歩も。」
「……………まぁ……ありがと。」
なんで、こんな恥ずかしいことしないと、いけないわけ。
「ていうか、男子の部見に行かない。」
「へっ!」
わたしが意外なことを言うから、千尋が変な声を出した。
「なんで、男子の部?」
「いやぁ、だってさ、見てみたかったんだ。絶対レベル高いじゃん男子の方が。」
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