伊藤は私と話しているより
他の女子と話している方が圧倒的に多かった。
それに楽しそうだった。

その姿を見るたびに
どうして私なんかが、彼女なんだろう?
私なんかよりあのこの方がお似合いだ。
なんて思ったりした。

そのたびに
泣いた。

気がすむまで
泣いた。


そんな私を励ましてくれるのは
唯一の親友
篠山 雄也だった・・・・・・