その後、私は卒業式まであと45分あることを確認して、親友を連れて下駄箱へ向かった。

翔先輩と思い出の場所、テニスコートへ行きたいのだ。

親友も私が翔先輩の事好きなのは知っている。
まぁ、親友は「好みじゃない」っといい、全然興味を示さないが

無理やりついてきてもらった。


「んん??」

私はつい声を出してしまった。