私の名前は、咲川 桜子 

3年前の春は、暖かく桜が咲き始めるのが早い年でした。

桜が好きな私にとってはめっちゃ嬉しくて、まだ咲いてもいない蕾の時から

毎日、近所の公園の大きな1本桜を写真を撮り、徐々に蕾が膨らんでくる姿を見て、早く咲かないかなぁとうきうきしていた。

友達には、「桜はすぐ散っちゃうし、綺麗なのは一瞬だし好きじゃない。」

という子もいる。まぁ人には色んな考え方があるだろう。

受験の人は、「桜は、桜散る。って言うし縁起悪い。」という人もいるし。

友達には、「桜の木の下にって死体が埋まってるって言うし、何か気味悪い。」って言う人もいる。

恋をしてる人は、「桜は、すぐ散って儚いし・・・儚い恋なんて嫌だ!」なんて言うけど、

私は、そうは思わない。

だって、受験で受かったら、サクラサクって言うし、

桜の木の下に死体なんて埋まってません。

儚い花だって思っても、見たら、綺麗って思わない?

それに、たとえ儚い恋だとしても、本当に愛しているなら出会えただけで幸せじゃない?


儚い恋。ほんの3年で出会いと別れ。色んなことがあったよね。

今からお話しする話を本当にあった恋のお話か、はたまた、どーせ作り話だろうと思うのは、

読んでいる読者さんに自由にとってもらって構いません。

だって人はには、色んな考え方があって、色んな想い方があると思うから。