私は朝 教室に行き、
蘭に放課後 空いているか聞いた

私は家に来ないか誘った

喜んで来ると言った

まだ知らないから笑えるのかもしれない


ー放課後ー
今日一日の授業が終わり
教室に誰もいないか確認した

私と時也は蘭に 私たちが
極道の一ノ瀬組の組員であることと同時に
私は一ノ瀬組の組長であることを明かした

蘭は驚いて言葉すら出なかった

私は、
それでも私たちの友達でいてくれるか聞いた

蘭は迷うことなく
「華凜たち何者でもかまわない
友達でいるよ
辛くなった時は相談してね」

私にとって
一言では現せない喜びだった

嬉しさのあまり泣いてしまった


数分経ち、私は落ち着きを取り戻した

「そろそろ行きましょう」
時也は言った

その時、蘭は
「私も行って良いの?」
不安そうにいった

私は
「良いよ」
一言、言って三人で車に乗った