「お前ら-席つけ-。」


「あッ もぅ先生来ちゃった。理央また後でねッ」


「は-い。」


そう言うと、私達はそれぞれの席に座った。

咲季は廊下側の前から2列目。


私は誰もが羨む窓側の一番端!!

嬉しいんだけど…咲季とすごい離れちゃったから寂しい…。


でも、


「はよ、山本。」


「おはよッ 工藤クン!」


私の隣には、クラスのムードメーカ-的存在の"工藤 光(ヒカリ)"クンがいるからやっぱそんなに寂しくないかも。


「お前は朝から元気いいよな-。」


「ははッ、元気だけが取り柄な私だからね。
工藤クンは3時間目ぐらいから元気になる人だよね。」


「俺、朝は低血圧だから(笑)
徐々に元気になるタイプなの-。」


「はいはい♪」



「お-い、工藤に山本。

今先生が喋ってんですけど-??」


…やばッ

てか皆一斉に後ろ向かないでよッ!!


「すいません…。」


「すんませ-ん♪」


相変わらず工藤クンは…先生に対して余裕だね…。