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「唯斗クン遅くなってごめんね...ッ‼
今何か作るからぉうふッッ‼‼⁇」

ちょっ......なんかお腹殴られた痛みきたんだけど⁈

だけど、その痛みは殴られた痛みなんかじゃなく、

「ゆッ 唯斗クン⁈」

唯斗が理央に勢い良く抱きついた痛みだった。

「りーーおーーーーッッ‼‼
兄貴が俺のこと襲って来るーーー」

「テメッ、怖がってねーのに涙目になるなよ‼
んで、セリフ棒読みなんだよ‼‼‼
いいから理央から離れろよッ」

そう言いながら私から唯斗クンを離させようとする悠斗。

イヤ、悪い気はしないよ⁇
しないけどさ...もうさ...

「...兄弟のケンカに、私を巻き込むなぁぁぁぁぁああ‼‼
あとお腹痛いのーーーッッ‼‼」

『は...はい...。』

理央のいきなりの大声に、有賀兄弟は動きを止めた。

理央はハァーハァー言いながら二人をそのまま正座させた。