「やっぱり唯斗クンは素直でイイコだねー...どっかの誰かさんとは違って。」


「いや、アイツも俺と一緒だよ。
理央の前じゃ素でいれるけど学校とかじゃ絶対変わってるね。」


「えぇー⁇ ......えぇ⁇」


まさかあの唯斗クンが...とは思いたくもないけど、あの悠斗の弟だからそうじゃないとは言い切れない...。


もしそうだったら、この兄弟はどんだけ人と接するのが嫌なんだッ‼


世間様を敵に回しちゃダメっすよ⁈

「...それより悠斗、コレ貸してくれてたCD。
返すの遅くなっちゃってゴメンね⁇」


「おー。別に大丈夫だぜ⁇
俺ん家と理央ん家向かいなんだからさ。」


「クスッ そうだね。
じゃぁ返したから唯斗クンと下で待ってて⁇」


「え⁇ ...俺を部屋に呼んだのッて...」

「へ⁇ 悠斗にCD返そうと思ったから...それにこれから着替えるし。

だから下に行ってて⁇」


「...ぶー。せっかくちょっとだけでもイチャイチャ出来ると思ったのに。」

「唯斗クン居るんだから...。」


「唯斗いるからだよ。アイツ居たら理央とイチャイチャ出来ねーもん。
アイツは俺の最大の敵だ。」

敵って...何を言っているんだか。

はぁー...しょうがないな。

「悠斗。」

「んー⁇」


ーーーーチュッ


「...短い。」