悠斗から逃れることを諦め、私はお弁当袋を開けた。
…あッ、私の好きなミートボール入ってる♪
「いただきまぁす♪
―ん-ッ うまうま♪」
…ッて、あれ??
「悠斗お昼ご飯は…??」
「ん?? ねぇけど。」
いや、ねぇけどッて。
…あ、悠斗のお母さん今日作れなかったのかな??
悠斗のお母さんとお父さん、いつも朝早くに仕事に行ってるし…。
「…しょうがないなッ
はい、玉子焼きあげる。」
「マジ?? サンキュ。」
そう言って玉子焼きをあげた。
…世に言う、゙あ-ん゙で。
「うめぇ!! やっぱ理央の母さんの玉子焼きうめ-よな。」
「ママに言っておくね。」
「まったく…咲季に見せつけてさ。
イチャイチャするなら帰ってからやれ-ッ!!」
はは…ごめん、咲季。
今度何か奢るから←
そして、悠斗はというと…
「………………。」
相変わらずの無視ですかッ!!