************************
「―お?? 理央?? 起きて起きてッ!!
朝だよ-ッ!!」
「んに…」
ダメだ…後もうちょっと…
「何その声…超可愛いんだけどッ!!
り-お-、寝かせてやりたいけど学校遅刻しちゃうぜ-??」
「後…5分…。」
「はぁ……ダ-メ。
起きないなら…キスするよ??
朝から深-いキスしちゃうよ??」
ん…ふかい…キス…
…深い!?
「せ…せめて普通のキスにしてよッΣ」
「あッ、起きた起きた-♪
だってこぅでもしなきゃ理央いつまでたっても起きないでしょ??
…あ、でも俺は本気だったよッ」
と、眩しい笑顔をしているコイツ。
…空いた口が塞がらないとはこういうこと。
この目の前にいる男は朝から何を言っているのか。