とりあえずリビングの椅子に座らせて、お茶を出す。 「緑茶で平気?」 少年はうなずいた。 ちょっと待って、少年ってどうよ?これから家族(?)になるんだろ? まず名前を聞かなくては。 「えーと…あなた名前何ていうの?」 「…コウ」 少し低めの声だった。 「へ、へぇー…」 会話が止まってしまった。 どうしよう。