起きると授業は終わっていた。
「琉季、おはよ!」
「なんだ佑真か」
友達の 佑真がきた。
こいつも背が低い。俺より高いけどね。
だいたい155〜6cmくらいだ。
「なんだとは何だ。
ねぇねぇ、最近 紗結ちゃんとはどう?」
佑真は俺が 紗結のこと好きなのを知ってる。
「別に…」
「なんだよー まだ何も変わってないのかよ。
言ったろ?
身長差なんて、気にするなって。
莉子は160cmあるけど、俺たち全然問題無いぜ!」
莉子とは佑真の彼女。
ふたりも身長差あるけど、そんなことは
気にしていないようだ。
「確かにふたりはお似合いだし、身長差も気にしてるように思えない。
でも、俺と紗結は15cmも身長差がある。
いくら紗結でも、こんなに小ちゃい男は嫌だと思う」