「もっと自信もてって。
俺も最初は琉季と同じ気持ちだった。
でも琉季いつも応援してくれただろ?
あの時、琉季がいなかったら俺は莉子に告白してない。
だから今度は、俺が応援してやる。
自信もてって。な?」
「わかったよ」
「よし!よく言った!」
佑真が、教室中に響き渡るくらいの
デカイ声で言った。
「うるせぇな」
「あぁわりぃ。
じゃあ、あとは告白だけだな!
がんばれよ!」
「は?告白?!」
次は俺も教室中に響き渡るくらいのデカイ声で言ってしまった。
でも、佑真はニコッと可愛く笑ってから
何も言わずに教室を出て行った。
莉子はあの笑顔にやられたんだなぁ
と思った。