「りん最高だわ!」


…は?
なんで?


「ふー笑った。お腹空いたな」


優しい口調で言ってくる三月。


「あ、ごめん。今から作るね!」


そうだよ。
今ご飯を作ろうとしてたんだ。


急いでキッチンに入り、ご飯の用意を始めた。



「なぁりん」


「何よ?」


「俺のこと、ホントに"三月"って呼ぶのか?」


「…わかんない。とっさに出ちゃうから…」


「そっか」


三月はそれだけ言うとテーブルで携帯をいじり始めた。