「あ、でき…た…?」


秀才軍団の1人の女子が呟いたのを、

他の人は逃さずに聞き取った。



わらわらと机の周りに人が集まり出す。



「ん…?」


「おぉ…」


「え、これってさ…」


「え、マジで?」



そんな声がちらほらと漏れ始め、

わたしは何が書いてあるのかが気になった。



なんなら誰かがはっきりと言えばいいのに。



「見に行こーよ。」


「あ、うん。」



日和に腕を引っ張られ、わたしは机に近づいた。