「うん、いいよ。」


結局わたしは、いつもの4人グループで探すことになった。




「んじゃあ、屋上からも何枚か投げるから、みんな校庭出て。
で、俺は最後に屋上に行くから、俺が投げたら開始。いい?」


みんなは笑顔でうなずいた。


わたしもいい暇潰しだと思った。




「じゃあ校庭行ってねー。」


相崎は笑顔で手を振っていた。



みんながワクワクしながら教室を出ていく。



4人で教室を出る直前、最後まで残っていた相崎をチラッと見た。





すると相崎は、わたしを見て、微笑んでいた。


──気のせいだろうか。