相崎は余裕そうに、ふっと笑った。


「俺が何か書いた紙を破って、学校中にばらまいて、みんながそれを探す。
で、書いてある言葉を読み取る。

それでよくねぇ?」



みんなが感嘆の息を漏らした。



「いーじゃん、やろーよ。」



みんながその気になったため、

相崎はさっそく紙に何かを書き始めた。




その間に他の人は集まって、作戦会議をすることにした。



「みやりー、一緒に探そー。」


わたしの友達である日和(ヒヨリ)が笑顔で言ってきた。


断る理由なんてない。