最近のコンビニって、厳しいのかな?
年齢確認されたらどうしよう。
そんなハラハラとした気持ちで、マンションから歩いて5分のところにあるローソンに向かう。
だけど、店が見えてきた時点で私は躊躇した。
最悪だ。
なんかヤンキーが沢山いる…!
ローソンの前には三台の大型バイクと、その近くに座っている男が五人。
うんこ座りだかヤンキー座りだか知らないが、とりあえずそんな風に座ってて、五人のうちの二人は煙草を咥えていた。
うわー、まじで最悪。まじで怖い。まじでどっか行け。
歩くスピードを落として、ヤンキーたちを窺う。
金髪やら茶髪やら、本来はお洒落の為の髪染めなのに彼等ヤンキーがしてると恐怖が増すのは何でだろう。
つーかアイツらは何やってんだ?
入り口のど真ん中に座りやがって!!
周りの迷惑でしょうが!!
「昨日ひっさびさに南中のハラダに会ってさー、アイツ土建やってんだってなー」
「ハラダ?懐かしーな、ミカとは別れてんの?」
「さぁ?知らねー。でもミカってクドーに告ったって噂じゃねー?」
「んなの何年前だよ、チューガクの話じゃん」
「そのせいでクドーとハラダかちあったじゃん?」
「でもアイツバカだからミカ絡みだって気付いてなくてなー、つーか実際告ったかも分かんねーし」
近付いていくにつれて下品な大声で話すヤンキー達の会話が聞こえてくる。
今の私の服装は、ださいTシャツにユニクロで買ったスウェット地の短パン。
おまけにすっぴん&ちょんまげだ。
襲われる危険性は皆無に等しいが、ドキドキハラハラしながらローソンへと歩いていく。
すると、ヤンキー達が私に気付いたのか、さっきまで話していた会話を中断してこちらをじっと見てきた。