「やー、しかし。こんなドラマみたいなエピソードをお持ちの2人。さぞかし今は幸せな事でしょう」

司会者の人のトークに、会場内からは拍手や口笛、冷やかしの言葉が舞う。

私たちの事を事細かく書いてくれたあーちゃんがとても恨めしく思えた・・・・・・。

「みっちゃん、かわいいぞー!」

そんなあーちゃんが面白そうに私に手を振っている。

私は今すぐにでもここから逃げ出したいのにぃ。

「さぁ、そんなお2人には、ここで本日のメインイベント!キスをしてもらいましょう!」

『きゃぁぁぁ!!』

会場内からは黄色い悲鳴が・・・・・・。