「けど、俺だって違った意味でずっと辛かったんだぜ。さっきも言ったけど、美月と会えない事、それが一番俺には辛かった」

偽りも何もない。

俺自身の長年の思い。

「そして気付いたんだ。俺が美月をどう思ってたかって」

「私を・・・・・・?」

「そう、俺の気持ち。美月に対する俺の気持ち」

やばい、心臓があり得ないくらい脈打ってる。

俺自身はっきり分かるくらい震えている。

でも、ここまで来たんだ。