「ここの観覧車さ、夜に乗ると凄い夜景が綺麗に見えるって」

何気ない言葉にちょっと嬉しくなる。

まだ、帰らないんだって。

「な、最後に乗っていかない?」

「うん」

断る理由何てどこにもないよ。

私は素直に頷いた。