「ね、優斗君」

「ん?」

「今日は誘ってくれてありがとう」

帰り際だと言うタイミング逃しそうだから、今のこの時間にそう言う。

回ってる間は楽しくて気にならなかったけど、ちょっと落ち着いた今になってまた緊張。

「気にするなって。それに、まだ『今日』は終わってないだろ」

ジュースを飲んで落ち着いた優斗君が、私を真っ直ぐに見据えてそう言う。

「ん、そうだね・・・・・・」