「ほら、今日は準備もあるんだし」

「あ・・・・・・。うん、そうだね」

「着替えてから行くから、先に降りてて」

私の言葉に唯は頷くと、部屋から出て行った。

そんな唯を見送ると、壁に掛けた服に着替える。

「8年ぶり・・・か」

まさか戻る事になるなんて思っても見なかった。

そう思いながら、脱いだパジャマをバッグに詰めて階下に降りる。