「うんうん。やっぱこの2人はこうでなくちゃね」

私を引っ張って歩く優斗君に、多分、ううん絶対に顔が真っ赤になってる私を、唯達はニヤニヤしながら見ている。

「あ、あの・・・・・・」

「ん、どうした?」

私の手を取ったままの優斗君。

「その、手・・・・・・」

顔が火照ったままの私は、やっとそれだけ言う。

「あ、わ、わりぃ」

優斗君もやっと気付いたのかパッと手を離す。