「嘘・・・・・・」

ふらふらと道路に投げ出された優斗君に近付く。

さっきまで遊んでお話していた優斗君が今は、額から血を流してピクリとも動かない。

「優斗君!?優斗くん!!!」

鮮血の流れる額に手を当てながら、私は必死に優斗君の名前を呼ぶ。

「しっかりして!死なないで!」

必死に声を掛けるけど、優斗君は何の反応もしない。

本当にピクリとも動かない・・・・・・。