4人揃っての登校。 

相変わらず唯と悠は俺達の前をはしゃぎながら歩いている。

俺と美月はその後ろから他愛もない会話をしながらついていく。

美月も大分落ち着いて、最初の頃の変な緊張とかよそよそしさが無くなっているのは嬉しい限りだ。

「おーい、お前等相変わらず一緒かよ」

不意に後ろからそう声をかけられた。

振り返るまでもなく誰か分かる。