「それじゃあ、美月も?」

「はい、あそこに」

あそこに、じゃないよ・・・・・・。

震えはピークに達して、心臓はバクバクって早鐘打ってる。

そんな私に

「美月お姉ちゃん~」

と手を振ってくる悠ちゃん。

「久しぶり・・・・・・、だな」

ちょっと言葉を詰まらせながらそう言う優斗君。