「んーんー…♫」



鼻歌を歌いながら飛び込んだ。



人はザワザワ。なにか叫びながら私に伝えてる。



『馬鹿な真似はやめなさい!』『なにを考えているの!』



なにも、聞こえない。



『まもなく、電車が参ります』



あー、これで終わりだ。何もかも。



私は線路の上で電車を待った。終わりの時を待った。