【蘭side】
悠さんと話していると、時間はあっという間に過ぎていく…。
もう私の家の近くの花屋さん。
本当に早い。
「悠さん!」
「ん?」
「悠さんといると時間経つのが早く感じる…」
「ははっ、お前俺のこと好きすぎじゃね?」
「そうかも…」
「おい、否定しないのかよ!逆に焦る」
だって好きだからに決まってるじゃん!
否定するのも、何か変だし。
「まぁ……俺も一緒だよ」
「へ?」
「俺も、蘭といると時間経つのが早く感じる」
「本当に?」
「あぁ」
「じゃあ〜、悠さんは私のこと超好きだね!」
「ぬぁ?!そ、んなことないし」
さっきの仕返し♪
だけど、私みたいに肯定はしてくれなかった。