「…あの、綾斗?」

「お前…何やってんだよ…」

「……」

「超ビビったじゃん」

「ご、ごめん…なさい」

「あの女…マジで気をつけて」

「え?」

「…たぶん、俺の兄貴の元カノ」


えぇえ!?

ま、マジですか…。


「とりあえず、今日は学校サボるか!」

「…えっ!」

「公園にでも行こう」

「…うん」


きっと、私に気を使ってくれてるんだよね…。

綾斗、ありがとう。