『あなたはこの学校の伝説を知っていますか?』  
 
「伝説?」 
 
私はそう言いながら紙に書いてある続きを読んだ。 
 
『この学校にヴァンパイアがいる事を』 
 
「はい?ヴァンパイアって・・・吸血鬼?」 
 
馬鹿馬鹿しいと思いながらも自分の中の好奇心が紙の続きを読んでしまう。 
 
『この学校にはヴァンパイアの男が一人潜んでいる・・・そんな噂を聞いたことがありませんか?』 
 
吸血鬼がこの学校に・・・? 
 
私はその続きを読もうとしたが続きは切り取られていた。 
 
「何してんの?」 
 
突然背後から声がした。