舞side


あぁ…

今日も美しく赤い花が咲き誇った。

花弁は一枚一枚散っていく

その姿さえどんなに汚く醜い奴でも美しくなる。

良かったではないか…

どんなに汚い奴でも最期は美しいのだから

「おぃ」

花弁を落としたと同時。

男と思われる声が聞こえ振り返った

「誰?」

浅葱色の羽織を着た男が二人。

「屯所まで来てもらう」

面倒だな…

まぁ、

此処で斬り合いになるのも面倒だ、

仕方なく私はその男共に着いて行った