「舞ちゃん、何があった?」

ようようやく泣きやんだ舞ちゃんに俺は髪を撫でたままきく

「…。」

けど、舞ちゃんは首を横に振る一方だった

「舞、」

「っぅ…」

できるだけ優しくその名を呼ぶ

「ふぅ…」

エ?!

また泣く??

俺が悪いのか?!

「ナンカ、貴方は兄上に似ている」

「兄上?」

俺が?

「さっき、小さい時の夢をみたんです」

舞ちゃんはそのまま話を続けた