そして私も他の者も食べ終わり皆立ち上がり何処かへ向かう

「舞。これから稽古だから道場行こうぜ」

何をすればいいかわからない私に気が付いた原田は教えてくれる

が、

「お前達だけで行け」

「お前サボるのか~?」

ニヤニヤと馬鹿にするように藤堂が言う

「違う。必要以上に人と関わりたくない」

「なんだよそれ!」

私は怒る藤堂無視し藤堂達とは反対の方向へ足を進めた

さて…

いくら人に関わるのが嫌で稽古はしなくてはならない

どこか良い場所は…

「ん?」

屯所の裏より少し離れた場所

あまり人がいないなぁ…

ならここが今日から私の稽古場だな

なんて呑気に考えていると

「あ♪やっと見つけたよ!」

この明るいとも軽いともとれる口調は…

「沖田」

「舞さんこんなとこで何をしているんですか?」

「別に」

「では稽古に行きましょう!」

…は?

私はここで…

「さァ!行きましょう!」

私の腕を掴み沖田は道場へともの凄い速さで走ったのだ

「速い!痛い!」