舞side



今の私には不機嫌と言う言葉があっているだろう

「まさか…桜咲くんが女子(おなご)だったとは…」

なんか…腹立つ

何でバレた訳?

「そんないかにも女って顔してるのによくバレなかったな…」

そして私を女と見破った奴が言う

「俺は一度もバレたことなかった」

そして私は視線を土方にやる

「約束通りここに入ってもらう」

たしかにさ?

負けた私が悪いけどさ?

よそ見したし?

けどさ?

「私女なんだけど」

「斬る事に抵抗ねぇだろ、それに今まで通り男装しろ。
バレねぇから…」

言いたい放題だなこの男…

はぁ…

だが、

約束は約束だしな

「わかった。入ってやる」

こうして私は此処

壬生浪士組に入る事が決まったのです