総司side



不思議と今日は身体が軽く簡単におきることができた


そして何かとても不思議な感覚だ


僕は皆がいるであろう広間に向かった


襖に手を掛け入った


「「「「総司(沖田さん)!!」」」」

一斉に皆僕の名前を呼ぶ

でもその中に愛しい彼女の声はなかった

「舞は?」

近くにいる左之さんに問うが

「あ?あー…そう言えば今日はまだ来てないな…」

「そぅ…」

突き放してしまったけど元気になった僕の姿を見せたい

「俺呼んで来るよ!そんでもって驚かしてやろうぜ!」

平助は一目散に舞の部屋へと走って行った

それにしてもおかしい…

今更だけど平助の傷もそうだけど

僕は労咳。

不治の病のはずがこんなにも元気なんて可笑しい…