月明かりが私を照らす
総司は弱々しく眠っていた
そして私は何日目になるかわからない治療にきていた
やはり不治の病だけあって治るのは時間が掛かりそうだ
そして、多分、
もぅ一週間がたつある夜
今日も総司の部屋に手を掛けた時だった
「沖田さん、体調、最近悪いのってお前が何か盛っているからなのか」
振り返ればニヤニヤ笑い腕を組む隊士
「…。」
「図星で何もいえないのか?」
総司が労咳のことを誰にも言っていないことは知っている
だから、私が言うのは総司に対して失礼だよね…
「そぅ思うならそぅ思ってくれてもいい。
私は只総司の見舞いに来ている、ただそれだけだ」
そういい私は再度襖に手を掛ける