舞side
朝日が昇り、私は一つの小屋へと向かった
此処は古高 俊太郎がいる場だ
ゆっくりとその扉を開ける。
そこには痛々しい姿の古高がいた
「古高はん」
私は桜になりきりその名を呼ぶ
「さ、桜はん…
どないしてここに…
此処は危ない、はよぉ逃げなはれ」
「一つ、確かめたい事がありまして」
私は古高に近寄る
そしてさっきまでニコリと笑っていたその顔を見下すかの用に古高を睨む
「さ、くらはん?」
「桜咲 平一郎、舞子を知っているか?」
「…あ、ぁぁ…知っている」
「そいつ等は何処にいる?」
「さ、くらはん?
どないしたん?
えろぉ怖い顔して…」
「答えてくれない?
今のうちは何もしないであげる。
けど、私、そぅ気が長くないの。」