「だから、そのままの意味だよ。 この会社でお偉いさんみたいな奴ら見ただろ?」 「いや……ってか、なんで、偉い奴らだってお前はわかったんだよ?」 「簡単さ。服装、時計、その他もろもろ高そうなものをつけてた。 それに来客用のカードを首から下げていた。」 それだけで…… 要は驚きを隠せなかった。 「けど、金を払って賭けてるとは限らないだろ。」 要が痛いところをつくと松坂は不適な笑みを浮かべ話始めた。