「おーい、友ぉー!!そろそろ昼休み終わるぞー」

陸(リク)の声が聞こえる。

もう、終わるのか………
はや……
もうちょっと感傷に浸りたかった……
そんなコト言っても仕方ないけどさ。


「分かった。今行くわ」

「早くしろよー!!次移動だぞー」


分かってるって……
そんな急かすなよ………
あーもー……
面倒だな…………

教室に戻ると陸が待っていた
すっげぇイライラしてる………

「おせぇよ!!!早くしねーと始まるだろ!!」

「別に大丈夫だろ……のんびりいこうぜ……」

「お前はのんびりし過ぎなんだよ!!
お前、オレが呼びに来ねーと授業忘れるだろ!!」

「分かったって。じゃあ行くぞ」


陸がいなかったら
オレは授業なんて出ないと思う
そう考えると
ホントにありがたい存在だよ

ただ……
相談はできないかな………
あいつは成功してるから……
オレの気持ちがわかんないみたい……

だから昼休みは1人で
色々想いを巡らせてる………
それで、オレが暗くなる前に
陸が呼びに来てくれる

そんな時間がずっと続いてる


ぜんぜん楽しくない時間を過ごしてる