「それと…」

「へ⁈」

また変な声…

「お前に渡すものがあって…」

彼はクスッと笑いながらポッケから
ものを出した

「校章…」

「お前のだよ」

「なんで…もってるの?」

だってそれは悠斗君に
わたしたはずじゃっ

「もらった、で返しにきた」

なんでいらないから?

「悠斗に高校入ったら返してっていったろ?」

あ…そうだっけ…