てか話すことないよ~
どうしよ~
「怪我してる」
「へ⁈」
急に話しかけて
変な声でちゃったし
しかも笑ってるし
「保健室いく?」
「う、うん…」
嫌なんて言えないし…
なんでこんな優しくしてくれるの?
「自分の事に無頓着なの変わってないね」
「へ⁈」
また変な声…
最悪最悪…
でもちょっと嬉しい…
私のこと覚えてる…
わたしから言わせても
そうやってドキッとさせるところとか
乙ゲーみたいにいいタイミングのときに
現れるところとか変わってない。
そんなこ恥ずかしくて言えないけど。
私達は保健室に向かって二人で歩いていた
イケメンの彼と
男装している私の二人が
廊下をあるいているとき
周りはうるさかったけど
私はそんなことわかんないほど、
左斜め後ろから
彼のことを見ていた