それから高校に入るまで
わたしは彼をみていない。

愛弓の家にいっても会わない
部屋に光があるのだけはみた
でも、

生の彼は見ていない

愛弓は元気にしてるとか
いってくれてるけど、
どうなんだろうか…


わたしの乙ゲーへの逃避は
ひどくなってった。

いつもすきになるのは、
彼みたいな人で
でも彼はそこにはいない

唯一私をつなぎとめていたのは
彼の校章だけだった