え… 忠告? いきなり真剣味を帯びたリンの目…。 思わず緊張が走った私に、リンはそのまま静かに口を開いた。 「黒凪副総長、 有沢 千景(ありさわ ちかげ)には気を付けろ。」 「有沢…千景…?」 黒凪副総長? 聞いたことのない名前だ。 首を傾げる私に、リンは小さく頷く。 「有沢は、俺たちと同じ…この学校の生徒だ。」 え… 私は思わず目を見開く。