芸能人と同居生活!?【完】おまけ追加★

そう、接客していた時だって、あたしの家に来た時だってずっとそう!




あたしがそうやって叫ぶと冬弥君は一瞬驚いた顔をしたがすぐに口角をあげてニヤリとした。





「ふーん。よくわかったね」




そう言ってフッと笑う。




マジなんなの!?



そうしたら冬弥君はあたしの腕を自分の体に引き寄せ




チュっ





頬にキスをしてきた。




えぇ!?




びっくりしすぎて声がでない。




「良く、俺の笑顔が偽物だと分かりましたね♪?」



楽しそうに言う冬弥君!?




「はぁぁぁぁああ!?」




あたしがそう言うとあたしえ腕を離してくれた。




そして、




「勝負は俺の勝ちですね。言う事聞いてもらいますからね!じゃぁ、とりあえず俺は戻ります」




そう言って走ってクラスの方へ戻って行った。




あたしは冬弥君が行った後、力が抜けて地面に座った。




そして頬に手を当てる。




キスされた!?




ていうか、何が起きたの!?




あたしはその場から




動けなかった。








ていうか、あたし頬にキスさせれても






嫌じゃなかった。




……なんで?




ーside冬弥ー




「ただいまーー!夢七さんいますか?」




俺は文化祭を終えて夢七さんのいる家へ帰って来た。




俺らのクラスは打ち上げは違う日にやることになったから片付けを終えて直ぐに俺は帰って来た。




夢七さんに会いたくなってね♪





でも中からいつものお帰りの声が聞こえてこない。




あれー?




でもテレビの音は聞こえてくる。





「夢七さん?」



俺がそう言ってリビングに行くと夢七さんが見えた。




って、寝てる?




俺は恐る恐る夢七さんに近づいた。




そしたらすぅー、すぅー寝息が聞こえてくる。




なんだ、ただ寝てるだけか。



俺は夢七さんの近くに座った。





可愛い寝顔だなぁ。




柔らかそうな唇。




子供っぽい寝顔。




キスしてぇーー…。



ってやばっ!////



俺相当やべぇぞ。




俺はもう少しでキスできる距離まで近付いたが、




ここでキスしちまったら本物の変態だ…!




そう思ってやめた。




俺は気を間際らせるためにリモコンのスイッチを押し、テレビに目を向けた。




その時



「んー…お菓子ー…あたしのだから!」





目を閉じたまんま夢七さんがそう言った。



俺はびっくりしてテレビを見ていた視線を夢七さんへ向けた。




何?今の寝言?(笑)




チョー可愛いんだけど(笑)





俺は夢七さんの顔をじっと見た。





なんか幸せそうな顔をしている。




可愛いなぁ。




その時



「お菓子!!!!」




そう言って夢七さんがいきなり起きた。




えええぇぇ!?





いきなり起きた!?




夢七さんは俺の顔をじっと見た。




「お、おはようございます。夢七さん」





俺がそういうと




「ぎゃぁぁぁあああーーー!」




そう言って俺から離れた。




「来るなぁぁぁぁああ!!!!」





大きな声でそう言う。



いやぁ、近所迷惑ですって。



俺は心の中で思う。





「俺の勝ちなんでいう事、聞いてくださいね?」




俺がそういうと




「うぅ……」




「言う事聞いてくれますよね?」




俺の笑顔が嘘臭いと言われてもなお、ウル目で夢七さんを見る。





だって夢七さんこの笑顔に弱いもんね(笑)




そしたら



「か、分かったわよ。負けは負けだしね」





そう言った。




俺はもうどこ行くか決まってるんだよなぁ♪





「じゃぁ、土曜日空けといてくださねん♪」





俺がそういうと




「はぁ?」




夢七さんの間抜けな声が聞こえた。