もしかしてあたし顔まだ赤いの!?
「は、離してよ!」
あたしはそう言って腕をブンブンふるけど、やっぱり男の子だ。
びくともしない。
「何そんなに焦ってるんですか?」
そう言ってあたしとの距離を縮めようとしてくる冬弥君。
あたしは後ろに下がる。
「こ、来ないでよ!」
そう言っても近付いてくるしぃ~~!!!
ど、どしよう~~!
そしたら冬弥君は
「ぶはっ(笑)夢七さんキョドリ過ぎ(笑)」
そう言ってあたしの顔をみて笑った。
むっーー!
「だって、冬弥君があたしをおちょくるからでしょ!」
あたしがそう言うと冬弥君はニヤニヤして
「へぇー。俺のせいですか」
そう言った。
ん、なんかヤバイ予感。
「いや、別に」
そう言うと
「へぇー。俺夢七さん気に入りました」
そう言って不敵に微笑んだ。
「はぁ!?どういう事!?」
あたしがそう言うと
「俺、夢七さん落とします」
そう言った。
はいぃぃぃ!?
ーside冬弥ー
俺は先日、夢七さんに落とす宣言をした。
年上なのに可愛いというのは変かも知れないけど、ほんとにあの時可愛くて。、
その顔を見てると癒されて楽しい気分にさせてくれる。
もっと夢七さんを知りたい。
一緒にいたい。
あの時、そう思った。
そした今夢七さんからは
「ちょっと、冬弥君!あたしに半径1m内に入らないでよ!?」
何故かめちゃくちゃ邪険にされるんですけど。
俺は
「分かりましたー」
とい言いながら入って見たり(笑)
そうするとめちゃくちゃ焦りながら
「来ないでよー!」
って怒る。
本気で言ってはないと思うけどね。
ホント可愛いんだけど。
そんな夢七さんで遊んでいる俺。
「えー?夢七さんが近づくからじゃないですかーー(笑)」
とか言ってみたり(笑)
「冬弥君、サイテー。1回あの世に行こうか」
とか言われたり。
最近思ったけど、夢七さんって結構毒舌なんだよね(笑)
「えー?俺にあの世に行けって言うんですか?」
俺がウル目で言うと
すぐ顔が赤くなる。
「そ、そうよ!」
とか言ったりしてね(笑)
あぁー、面白い。
そんなこんなで俺は今学校にいる。
「はぁーい!うちのクラス何やるー?」
学級委員の子が前にでてみんなに行った。
「喫茶がいいー!」
とか
「劇ー!」
とか
「お化け屋敷ー」
とか色んな声が飛び交っている。
うーん。
どれもイマイチじゃね?
なんかピンとこねぇなぁ。
なんて思っていたら
「あたし、冬弥君がメインのやつがやりたいでーーーす!」
そう言って手を挙げた。
「賛成ー!」
とか
「いいと思うー」
とか言っている。
いやいや、俺がメインってなんだよ!?
「お、俺?」
俺はいつものにっこり笑顔で言った。
そしたら
「うん」
って言った。
なんだよ、俺がメインのやつって!
「じゃぁー、喫茶店は!?」
ほかの女子が言う。
「いいかもー!冬弥君は女装とか!?」
クラスメイトが目を輝かせて言った。
あはぁぁ!?
女装?